自分のビジネスを構築し自動化する

自分のビジネスを構築することは
自分が望むライフスタイルを手に入れる最善の方法

はじめに、世の中で一番難しいのが起業であり、自動化はさらに難しいものです。あなたができるかできないかを判断できる人は誰もいないと思いますが、起業するということはものすごい大変なことです。始めるということはスタートラインに着くことで、その後の日々が、昨日言ったことは今日改善し明日また努力する、努力して得たものをまた改善するというような、ものすごい大変な改良業みたいなことを延々と繰り返す日々と聞いて、もしワクワクするような人は起業家向きかも知れません。そんなに大変なんですかと尻込みするようであれば、やめておいた方がいいのかも知れません。ともかく勤めている10倍大変で、最初、収入が1/10になるぐらいの覚悟がないと、やらないほうがいいです。これも聞いただけでワクワクしてエネルギーがみなぎってくるんだとしたら起業家向きだと思いますが、そんなに大変なんですかと尻込みするようであれば、やめておいた方がいいです。

ひとつ気を付けていただきたいのですが、自分のビジネスを持つために、今すぐ会社をやめるのは厳禁です。やるしかない状況を作らないとできない、窮地に追い込まれないと発揮できないという人も、まずはビジネスについての基礎を学び準備する必要があります。準備ができていない者にチャンスが訪れることはありません。

実際にやってみると身に沁みてわかるのですが、とくに今までサラリーマンとしての職業経験しかない人は、自分でビジネスをやっていくことについては知識も経験も不足しています。つまり、「何がわからないのかさえ分からない」状態なので、起業しても失敗は目に見えています。

ある統計によれば、起業した1000社のうち4%が1年以内に姿を消し、5年以内にはその割合が80%になり、10年経って残っているのはわずか4%ということです。あなたの会社がその残っている40社のうちの1社になって10周年を祝うには、ビジネスについて学ばなければならないこと、準備しなければならないことがたくさんあります。詳しくは、「今村義塾~義務教育後の学校」を参考にしてください。

学校では、良い成績を取って良い大学を出て、良い会社に就職できるようになりましょうと教えます。高い給料をもらえるように、さらに高い専門教育を受ける人もいます。一部の人を除いては、大抵はお金のために働くようになります。この大抵の人達は、個人の財務諸表(損益計算書と貸借対照表)で言えば、損益計算書の「収入」の欄に意識を集中しています。そういう人達にとって大事なのは、「1円でも多く稼ぐこと」です。

自分の職業を「ビジネス」だとカンチガイしていることもあります。「あなたのビジネスは何ですか?」「商社マンです」「商社を経営されているのですか」「いいえ、商社に勤めているんです」。この人は「職業(プロフェッション)」と「ビジネス」を混同しています。

商社勤めが職業であっても、その他に自分自身のビジネスが必要だということを知らないでいます。今、あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。今、あなたが何をするかが問題です。それがあなたの将来を創るからです。

多大な犠牲(代償・痛み)を払わなければ偉大な才能は手に入りません。言い換えると、おびただしい量の行動が存在すれば、誰でも偉大な才能と業績を手に入れることができます。これが成功の王道です。

努力に即効性はなく、効果をあらわすまでには時間がかかりますが、多くの人は耐えられないということがあります。それまでに飽きてしまい、迷ってしまいます。最終的に挫折して終わるという結果になってしまいますが、成功の半分は『忍耐』です。

同時に忍耐だけでは成功しませんが、努力するのは当たり前として、マインドにおいてはほぼ全てを占めます。次に大切なことは、継続し続けて突き抜けるということです。コツコツと励む人が成功するのは、宇宙の摂理に従い自分を適応させていくからです。失敗に対しても自然が賠償してくれます。「できるわけがない」という人は、自然の法則を学ばない人です。

知識の上にアイデアが生まれ、コツコツ励むと運を引き寄せる傾向があり、知恵が降りてきやすくなります。成功するために大事なのは、あなた自身の強みや才能を知り、それを戦略的に活かすことです。答えはあなたの「中」にあります。

「顧客のニーズを満たして利益を上げる」
決して自己満足を満たす場ではない

ビジネスで成功する上で、最も大切なことは「手段や能書きよりも、とにかく結果を残す」ということです。「結果は出なかったけど、一生懸命頑張ったのだからいいじゃないか」とか「結果よりも過程が大切だよ」と言う人がいますが、こういう人たちはビジネスというものを根本的に誤解しているのかも知れません。

最大の目的は「利益を最大化する」ということのはずです。確かに、ビジネスを通じて、社会貢献や他者へ奉仕するといった精神も大切ですし、否定できるものではありません。しかし、これらは会社が利潤を得て、はじめて成り立つ話です。

いくら志が立派でも、結果として会社が倒産したのでは、社会貢献もなにもあったものではありません。これは個人についてもまったく同じで、いくら真面目に一生懸命がんばってもそれが1円の利益も生み出さないのであれば、ビジネスとしては成立しません。

もし「将来的には独立したい」と考えているのなら、今からそのための準備を始めましょう。独立するためには、具体的になにが必要で、いつまでにそれを用意する必要があるのか。そうした計画を立てて、まずは今できることから実行してください。何もせずに、ただ漠然と「独立したいなぁ」と思っているだけでは、一生独立などは無理でしょう。

ビジネスで成功する最も手っ取り早い方法は「すでに成功したビジネスモデルをマネる」ということです。「他人のマネをするなんて嫌だ」と思うかもしれませんが、変な意地を張って失敗するよりは、「成功者の手法を学んでどんどんマネするべき」ですし、それが成功への近道でもあります。

「絶対に人のマネはしない、自分なりのやり方を見つける」「人のマネをすることに抵抗感を持っている」という人がいるかも知れませんが、「そもそも、人というのは常に誰かの後追いをしている」もので、「人はほとんど常に、誰かが前に踏みしめていった道を歩むものである」というものがありますが、これは紛れもない真実です。どんなに革新的に見えるアイデアでも、本当にゼロから作り上げたものというのは稀で、大部分は先人たちの偉業の上に成り立っています。

もちろんルール違反はよくありませんが、まずは「よい部分をマネしてみる」ことをお勧めします。個々人がそれぞれの「よい」部分を模倣して、さらによいシステムを作り上げることで、全体がもっと豊かで快適になるという面を持っています。

また、常に「自分の価値を高める」努力をする必要があり、日頃から自分のスキルを磨いておくことが大切です。「危機においては、しっかりとした準備をしておいた者だけが生き残れる」わけで、今の環境に満足せず、常に自分を磨くことを忘れてはならず、どんな時代であれ、生き残れるのはこうした努力を続けた者のみです。

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